ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

言葉のクローゼット

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ファッション雑誌で、「おしゃれ達人のクローゼット拝見!」とか、「街角のおしゃれな人スナップ」なんていう記事があって、私は結構好きなんだけど、金井告さんの「短歌倶楽部」に参加させて頂き、卯野さんの「短歌の目」で他の方の短歌を読ませて頂いて、あーこれはまるで言葉のクローゼットを見せてもらっているよう!と思うのです。


短歌倶楽部

http://hatenablog.com/g/8454420450098652118


短歌の目

http://tankanome.hateblo.jp


その人が日頃どんな言葉を使い、選んでいるのか、三十一文字という限られた世界の中では際立つように思います。

シンプルなミニスカートやジーンズやTシャツが好きな方もいれば、凝ったデザインの個性的な服が好きな方もいる。端正なスーツやお着物、制服、白衣や、仕事の作業着もある。エプロンも。全体に統一感のあるおしゃれなクローゼットもあれば、何が飛び出すかわからない、色とりどりで楽しいクローゼットもある。「なぜここにこれが!?」という服じゃないものも出てきたりしてね。(笑)


そして偶然みたいな組み合わせのおしゃれも楽しいし、選び抜かれた組み合わせのコーディネートにはうなってしまう。わたしにはとても思いつかないものばかり。そして自分の貧弱なクローゼットを恥ずかしく思い、センスを磨こうと思う。


どんなことでもきっとそうなのでしょうが、好きで、うまくなろうとすることはつらさを伴う。苦しくない山登りはない。(山登りしないけど。)

いつ抜けるとも知れぬ藪をかき分け虫に刺されひとりぼっちで野宿もし、あちこち傷だらけになりながら、やっとたどり着いて見た景色はきっと生涯忘れないだろう。


でもその最中はひたすら苦しいのです。

皆様の素敵なクローゼットを見せてもらい、また元気を出して歩いてゆこう。