ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

夏時間

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主催者さんの、短編小説の集いのべらっくすの特別企画なつやすみの宿題57577に参加します。

主催者さん、楽しい企画をありがとうございます。

よろしくお願いいたします。拙い歌ですみません。


リンク貼り間違いましたので訂正しました。すみません。


http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2016/07/20/000100



夏時間時計の針は元どおりわたしの時はいまから作る

これからがこれまで決めると寺の言旅の途中の警策嬉し

前髪が額(ぬか)に張り付き鋭角の汗の流るる六歳の夏

水鉄砲遠く遠くと飛ばしおり歓声響く永遠のごと

とりどりの屋台覗きてそぞろゆく君が背追いてはずむこころよ

手をつなぎ指先だけで懐かしむ若き日の君重なるこころ

いつかまた思い出す日が来るといいそこにわたしはいなくてもいい

遠ざかるバスを見送り母思う我の心はゴーシュの如く

亡き人はいずこへおわす上空の雲のはるかか胸の裡にか

正当なクリームソーダと認定す底に溜まった甘きシロップ