降り出した 雨が手すりにはね返る音を眺むる 紅茶の時間恋しさを ころがしながら たたむ布指先きゅっと 力込めつつ秋雨に 香りいっそう はなやいで薔薇も芙蓉も つと顔をあげねえねえと 金木犀が 囁けり振り返ればまだ 蕾なれども 秘密です 話せば決して逢え…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。