ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

読みました

アビィ・リーの日記―わたしは困ったラブ・ファンタジスタ (集英社文庫)

アビィ・リーの日記―わたしは困ったラブ・ファンタジスタ (集英社文庫)

久しぶりに、一気に読み終えた本。

みかみかさんのブログで知った。


この本は本当におもしろくて、ためになる。読んでよかった。いっぱい笑って、スカッとして、しみじみ頷くこといっぱいだった。


わたしって変なのかな?って思ってたことが変じゃない、ってわかってホッとしたし、知りたいことややりたいことをごまかさずまっすぐ向かっていく主人公の正直さと勇気にとても魅かれる。怖いことはこわいし、嫌なことは嫌だし、恥ずかしいこともいっぱいだし、疲れたり傷ついたりみじめな思いもする。でも自分を偽らないところが本当に素敵だと思う。


ちゃんと自分の嗜好や欲望と向き合わず、何も考えず、リスクも負わず、ただうわべだけ取り繕って、自分を偽り続けるなら、それは生きているとは言えないんじゃないか、と思った。


迷ってる人は読んでみてください。ぜひ。