秘密だよ まみどりの中 花笑う
君は知らない ぼくの黒さを
笑われる ことを恐れて ひた隠し
すべては君が ための努力ぞ
それはそれ 切り分けられる ものならば
わたしもほしい 心にミシン目
手を伸ばし 引き寄せてくれた あの日から
終わらない夏に 息を止めてる
ロング缶 つたう水滴 頬寄せて
ニセの涙よ 誰か見抜いて
まんまるの 胸で微笑む 歌姫の
汗はみえない ネットの向こう
・もうクチナシの季節ではないけれど、新緑の中輝く白さと甘い香りの記憶が褪せないうちに、いろんな秘密に思いを馳せながら詠んでみました。若い人になったつもりで。