ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

春色

*写真はお借りしたものです。鎌倉「美鈴」さんの4月の上生。


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気温が低い日が続き、わたしは未だにダウンジャケットを着たりしているのですが、目に飛び込んでくるのは春色の風景です。

はるいろ。言葉の響きも好きです。


桜色、若葉色、紅葉の新芽の紅。ぼんやりと霞む空の色。曇りの日のほの明るいグレー。雉鳩の鳴き声、鶯の声。声には色はないけれど、春の色を感じます。どんな色?って言われると困るのだけれど。

それはふっくらと湿り気を帯びた、命の色です。春の喜びを告げる、のびやかな色。夏の強い日差しが照らす原色ではなくて、少し憂いを帯びた曖昧な色。


自然だけではなく、お化粧品やお洋服、お着物、雑貨にも春の色やデザインが溢れています。それを身にまとった女性たちを見るのも好きです。わたしも身にまといます。

たとえば白いカットソーに桜色の綿ニットを重ね、グレーのシフォンのスカート。足もとは黒か白で。

ブルージーンズにネイビーかブラックの細ボーダーのカットソー、ミントのカーディガン。

ミントのスカートに白シャツ、黒カーディガンかネイビーのジャケット。など。


そんな格好をして、うきうきと、でもどこか心もとないようなふわふわした気持ちで、ぼんやりと街を歩きたい。あてもなくお散歩したい。

そして歌を詠みたいな。


…なーんて、忙しいのでちょっと逃避&夢想しました。

新年度で忙しい方も多いと思いますが、皆様どうぞ、季節が移ろわぬうちに、春と春色を楽しんでくださいね。