ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

茉莉花とスイッチ

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昨日、通りを歩いていて、なんだかジャスミンティーの香りがする。と思った。

茉莉花が満開。緑に白が映えてオリエンタルな星のよう。綺麗だった。

意識するとその香りはますます強く、くらくらするほどにも感じられた。

たぶん知覚のスイッチが入ったのだと思う。香りを嗅ぐ→花を見る→認識した

せいで。


スイッチを押すのが上手な人というのがいる。そういう人は、良い先生になれると思う。昨日楽器を教わってそう思った。


そういう人は問題点を見つけるのが早く、それに対する具体的な対処法をしめし、やらせてみて、結果を出し、本人に考えさせ、納得させる。それがスイッチになる。いわゆるやる気スイッチを押してくれる。また、教えられる側が自分で意識的に変化するスイッチを押す手助けをしてくれる。

とても有難く、感謝と尊敬をしている。


ヘレンケラーの逸話にある通り、あるきっかけを通じて、断片的な情報や感覚が1つに繋がった時、人は一瞬にして理解をし、その時その人の世界は変わる。スイッチが入るのだ。


どのスイッチが何につながるのかわからないこともある。

わたしは自分のいろんなスイッチをもっと押してみたい。

練習の帰り道、ジャスミンティーの香りの中、そんなことを思った。