ああ五月。
卯野様、皆様、いつもありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
短歌の目 5月
http://tankanome.hateblo.jp/entry/2017/05/10/000000
1. 青葉
我が裡の怒り宥めて空仰ぐまなこの裏に青葉朽ちゆき
2. くつ(靴、屈、窟など他の読みかたも可)
あえぬ日が続き靴箱整理するかたほうだけがすり減っている
3. カーネーション
大切に包んでもらった日も在るとカーネーションは顔を顰める
4. 衣
心なき世にもあなたのやさしさが衣通姫(そとおりひめ)のごとく洩れいづ
5. 夕なぎ
いつまでも果てぬ戯れ君とならここは夕なぎ舫綱(もやいづな)解く
テーマ詠
運動会
代休に靴とたわしを干している順番通りふと笑い出す
カメラ越し瞬かぬよう息止めてひとりひとりの時をきりとる
行進の角曲がるときふんわりといまの生徒は笑ってもいい