ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

第21回短歌の目7月に参加します

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*写真はフリー画像です


暑いですねー。

卯野抹茶様、皆様、今月もよろしくお願いいたします。



短歌の目7月


7月題詠 5首

1. 透

雨粒の滲む画用紙水彩で君を写した夏が透けゆく


2. ホイップ

もこもこと泡だつネットどこまでも孤独は白くホイップのごと

3. 果

芳香を放つ果実に頬寄せてちくと刺される小さな棘に

4. ペンギン

白黒のペンギン破線よちよちと海の中では疾風(はやて)となりぬ

5. 短夜

短夜にまた涙する届かない夢ならいっそ見失うべき


テーマ詠 

あつい

時々は嫌われるよな生き方を選ぶほどには年を取りけり

君が手はいつもわたしを引き寄せる落ちないように逃げないように

汗ばみて拭いきれない悔しさは瞼の中で白刃と化す

頬張ってぎゅいんとのびる白パンのサンドイッチが看板の店

我が掌(たな)のあまりに薄く頼りなく子らの虫捕る指ぞ頼もし