ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

第22回短歌の目8月に参加します

f:id:majyonan:20170823150604j:plain


もう8月も終わりますね。

よく笑いよく泣いた夏でした。

昨年の今頃を思えば、僥倖です。感謝。


卯野抹茶様、皆様、いつもありがとうございます。今月もよろしくお願いいたします。


http://tankanome.hateblo.jp/entry/2017/08/10/212810


8月題詠 5首

1. 流

子を抱き流さるる母丸三つ描いた児童はや12歳


2. 囃

囃し立てかまびすしくも悲しくて彼と彼女の背中見送る


3. フラット

フラットのついてる楽譜読みやすい境目のない音を出したい


4. 西瓜

幾たびもかぶりつきたる紅西瓜溢るるままに夏しづまりぬ


5. こめかみ

その人のこめかみをふと思い出す隣の席で何もできずに


テーマ詠

怪談短歌

ああ確か去年も来たねと君は笑む初めての宿まぼろしふたつ

蓋開けて何もないこと確かめるそして封して地中に埋める

鏡には友達映るだからもうさみしくはないドア閉めてても

ひとりきり香焚く部屋に満ちてくるあるじの気配おかえりなさい

迷宮の標(しるべ)に花を一つずつ落としてくれる君は誰なの