雪溶けて本葉は春を待っているたとえふたたび雪積もるとも
パクチーの芽は枯れずに持ちこたえています。小さな双葉から本葉が出てうれしいけれど、なかなかおおきくなりません。
室内へうつすことも検討したけれど、やめた。
がんばれ。寒くても陽の光と風を浴びて大きくなって。
なかなか大きくならないことをもどかしく思っていた。蒔き時が遅すぎて、大きくなれずに枯れるのかもしれないと思った。
それでも霜が降りても、雪が降っても、枯れなくて。
小さな本葉のままで踏ん張っている芽をみていたら、気づいた。
待っているのだ。あえて小さいままで、冬をやり過ごしているのだ。大きくなれる時を待って、チャンスをうかがっている。
その証拠に、暖かい日があると、少しだけ大きくなっている。慎重に。少しだけ。
園芸学的には私の素人考えは誤りなのかもしれない。
でも、成長は右肩上がりには起こらない。
必ず足踏みして待っている時期がある。
そのことは、どんなことにも通じると思った。
小さな芽だけれど、教えてくれることは大きい。春まで大切に育てたい。
あ、あまりに寒くなって危険だったら家に避難させます…