ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

春を待つ

f:id:majyonan:20180201110714j:image

 

雪溶けて本葉は春を待っているたとえふたたび雪積もるとも

 

 

パクチーの芽は枯れずに持ちこたえています。小さな双葉から本葉が出てうれしいけれど、なかなかおおきくなりません。

 

室内へうつすことも検討したけれど、やめた。

がんばれ。寒くても陽の光と風を浴びて大きくなって。

 

なかなか大きくならないことをもどかしく思っていた。蒔き時が遅すぎて、大きくなれずに枯れるのかもしれないと思った。

 

それでも霜が降りても、雪が降っても、枯れなくて。

小さな本葉のままで踏ん張っている芽をみていたら、気づいた。

待っているのだ。あえて小さいままで、冬をやり過ごしているのだ。大きくなれる時を待って、チャンスをうかがっている。

その証拠に、暖かい日があると、少しだけ大きくなっている。慎重に。少しだけ。

 

園芸学的には私の素人考えは誤りなのかもしれない。

でも、成長は右肩上がりには起こらない。

必ず足踏みして待っている時期がある。

そのことは、どんなことにも通じると思った。

 

小さな芽だけれど、教えてくれることは大きい。春まで大切に育てたい。

 

あ、あまりに寒くなって危険だったら家に避難させます…