2019-02-03 花ひらく 短歌 見上げれば丸天井に花ひらく俯きがちな君の手をとり 自信とはしらずしらずについている君の予想をはるかに超えて 君を踏みつけたやつらを許さない怒りの熾火炙られるまま 立春やキバナスイセンロウバイも君の未来に明かりを灯す 生まれた日小さな梅が咲いていたすべての幸はあなたに在ると 生まれた日のことは誰しも自分では覚えていません。でも自分以外の誰かは覚えてくれている。たとえ忘れても、きっと思い出す。 愛情込めて育てられるべき命がおびやかされたりあまつさえ消されることのない世の中になりますように。