2020-01-27 春を待つ 短歌 不死鳥のごとき希望は重たくてそれでも春の足音ぞする 春眠やまぶたにつもる薄雪を払いて蒼き夜明けをのぞむ 白い空雪降りなむと仰ぎ待つ子らの頭(こうべ)を風撫でわたる 温めたタオルを首にあてがいてこの子の痛み溶けよと願う ほがらかな笑顔はどんな刃より鬼を払うと蝋梅の云ふ 寒中お見舞い申し上げます。 佳い年となりますように。