ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

名残の薔薇

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開園を待っていたよに咲いていた名残の薔薇にわたしほころぶ

 

海眺むベンチはテープ縛されて怒りは真の敵にぞ向ける

 

いたましき事件に怒り熱帯びて痛み傷まし悼みつつ生く

 

コロナ禍は尊き命日々奪い悪を露わに見せつ流れる

 

良きことを砂金のごとく掬いあげ善き行いを重ね未来へ

 

 

 

 

肩に力の入ったいかつい歌が多くなりました。

いやだなあ。

真の敵、なんて。剣呑です。

 

自粛宣言が明け、ぼちぼちと生活しています。

コロナの前のようには全然戻らないけれど、それでも家族が罹患せず、マスクやいろんなことに気をつけながらでも外出できるのはありがたいです。

同時に、罹患された方とご家族の方の心労を思います。

 

今回のことでいろんな物事が無くなったり変化したりしました。それらはもう元には戻らないかもしれないけど、生き残ったからには、どんなにたくさんのことが流れ去り失おうとも、変化を受け入れて、生きようと思います。

なるべく心に余裕を持ち人間らしく生きたいです。

今回のことで世の中が良い方へ向かうように願います。

 

暴力、差別、自由を奪うもの、嘘、抑圧、私利私欲を追う輩、が露呈するなかで、勇気、希望、良い意志と行動、思いやりが灯す明かりに温められています。

わたしもよいことをしよう。少しずつでも。

皆さま無理はなさらずどうぞお大事に。