つやめいてふるふるしてるのきづかない匙は投げないヒントも無しね
待たせてるばかりの君は時間切れ夏の勢いもう止まらない
夕立に黒きドラムを叩き居り沸き立つ心冷まさず歩く
涼やかに嘘つき村を後にして手鏡うつる我も嘘つき
嫌なこといやと云ふより好きなことさがすのがすきとごまかす嫌い
つやめいてふるふるしてるのきづかない匙は投げないヒントも無しね
待たせてるばかりの君は時間切れ夏の勢いもう止まらない
夕立に黒きドラムを叩き居り沸き立つ心冷まさず歩く
涼やかに嘘つき村を後にして手鏡うつる我も嘘つき
嫌なこといやと云ふより好きなことさがすのがすきとごまかす嫌い
星空に放(ほお)って離すいきどおり往路分だけ燃料積みて
恋の歌やっぱり言わなきゃよかったと一人つぶやく赤い顔して
眠る前明日が少しはましになるおまじないなら100は知ってる
玄関の靴の大きさはっとする成長速度に追いつけぬ我
半年の夢の決算つかぬまま色とりどりの短冊ゆれる
梅雨入りしたというのに、一足飛びに夏のよう。晴れた日のアジサイもまたよし。今年は色が濃い気がします。
6/10は時の記念日。何をするわけでもないけれど、時間について、ネットでのご縁について、このところよく思うので書いてみます。
自分の時間の終わり、自分にとって大切な人、関わりのある人の時間の終わり。それらはあらかじめ知らされるわけではない。あなたやあなたの大切な人のいのちの時計は何年何月何日何時何分に止まりますよ、と予告されることはない。
だから止まってしまってから、動揺する。間もなく止まりそうだときいて、胸がつぶれる。うかうかと何も知らずにいた自分を悔やむ。
最近、好きな漫画家の方が急逝し、遺作の掲載された雑誌を買いました。発売後探したけれど通常ルートでは買えず、いわゆる中古品を定価よりも高く。それでも買ってよかったです。
昔の作品がめちゃくちゃ好きで、近年のはあまり読んでいなかった。そのくせいつでも読めると思っていました。
でも時計は止まってしまった。新作はもう読めません。未読既読の作品を大切に読みたいと思います。
その作品が掲載されている雑誌を購読されている方のブログを、割と最近知り、読んでいたところでもありました。
その方のブログ(ぴょんさんの「ぴょん記」)は、はてこさんのところで知ったのでした。ぴょん記はおもしろいです。なんともいえずよいです。
そしてはてこさんを知ったのは、はてなハイクでした。
はてこさんの記事にハイクのことが書かれていて、わたしも同じ気持ちなのでうれしかった。ハイクはあったかくてのんびりしていていいところです。
はてこさんのお父さんとお母さんの記事も、うちの親に当てはまるところがかなりあって苦しいくらいでした。はてこさんの文はうまくて、いろんな発見や考察を冷静かつ情熱を持ち惜しみなく書いてくれるところが素晴らしいしありがたいなとおもいます。
ネットで点々と読んでいる書き手の人たちが、見えない糸でつうっと繋がっている。そんな風に思うことがあります。それは言及とかリンクとかそういう機能のおかげでもあるけれど、本質はそうではなくて、何か響きあうものを持っているのだと思います。書いているもののなかに。
そういうものを、あるいはそういうことに遭遇できたということを、ご縁と呼ぶのかな?とも思います。
いろんなすぐれた文章を読めることに感謝し、下手な文や歌を細々とですが書けること、そんな場所があること、がありがたいです。
その日がいつかはわからないけれど、自分の時計が止まるまで、時やご縁を大切にし、私は読んだり書いたりしたいと思います。
純白かオフホワイトかクリームか生成りとも言う白ならば美(よ)し
白のシャツ何も思わず月曜日心の穴をすーすー晒す
自らの色は白ぞと決めているその移ろいと汚れと共に
胸底を吐きたる夜の寝苦しき今朝は体重減りて白々
君が嘘ぼくは夢見る現実とこれは白かと問うぞ悲しき
片腕のピアニスト弾く旋律に白き光の溢るるごとく
群れ溢れさざめく白やとりどりの光と影の境界告げる
わたしは希望や目標を持つのが好きです。
そしてそれに向かって努力するのも。
でも、一方で、努力が報われなかった時のことをひどく恐れる傾向がある。
世の中、常に努力が報われるとは限りません。
それで、適当な手抜き努力をしたり、忙しさにかまけて言い訳して、まあ本気出してないから目標に届かなくても仕方ないよね、ってしてしまってることがある。
何年もその事実から目をそらしてきたけど、いつまで経っても結果を出せないから、さすがにこたえてきた。そのくせ完全に諦めることはできないという矛盾。往生際の悪さ。いい格好しい。執着。恥ずかしい。
今度こそちゃんとやる。成果を出す。目標に届く。
そのための具体的な計画と実践をする。諦めずに、自分を甘やかさずに。自分自身と事実から目をそらさずに。
努力が報われないよりも恐いこと、それは、努力をせずにしてるフリをしてダメになっていくこと、です。自分から、現実から、目をそらして自分自身をだまし始めたら、一生そうやって過ごすだろう。
それは嫌。
いい歳をして、やっと自分の恐れがわかった。今度こそ逃げずに取り組みたい。