ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ひやりと香る

子を叱り強き言葉で打ちすえて零れた涙食卓を拭く 叱るとき同時に我も叱られる過ちをせぬ人などいない ほとんどは自分の裡(うち)に理由(わけ)がある怒りを向ける前に自問す とりかえしつかぬ言葉を放つなら我は自分の唇(くち)を縫いたい 思いあい愛(いと)し…

うさぎミッション

友からのLINE繋がり晴れやかに秋空仰ぐ雲もほほえむ うさぎより臆病者を自負するがわたしはわたしの崖へ挑むよ なにもかもつながっていてうろこ雲数えることはやめて踏み出す

秋別れ

朝顔の花の輪郭ひとまわりちいさくなりて秋ぞ来にけり 友発ちてさみしき秋のひんやりと今朝の気温を確かめて泣く 別れこそ大切だよと友は言い我頷きて手帳に記す 秋別れまた会う日まで大切に今日を包みてまぶたにしまう

海越えて

海越えて嫁ぎゆく友その愛子(まなご)新しき日に幸の風吹け