ほしいぬ

書いたり、詠んだり。

第18回短歌の目4月に参加します

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短歌の目 四月


今月も参加させていただきます。
卯野抹茶様、皆様、いつもほんとうにありがとうございます。
拙い歌ですが、詠むこと&皆様の歌を読むことはわたしの大切な喜びです。
今月も機会を頂きうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

http://tankanome.hateblo.jp/entry/2017/04/10/000000

1. 皿

欠けた皿継いで使へる英国は人も大事にすると信ずる

2. 幽霊

幽霊になると思へばそんなにも淋しくはなし焼場の煙

3. 入

スイッチを入れた指先弄ぶいつかは切れる恋と知りつつ

4. うそ(嘘、鷽、獺も可)

鷽の胸赫らむごとに取り替へて我は嘯く「いまがしあはせ」

5. 時計

時計みて君想う癖直らないたとえ今すぐこの世果つとも

テーマ詠

「新」

しっかりと胸を包みて美しく背筋を伸ばす君と逢へる日

襟首とカフスをぴんと整へて息子にそっとエールを送る

重ねても会議は慣れず凍りつく人々は海わたくしは何

幾たびも名前を書いて思い出す幼い頃の頭(こうべ)の匂い

明るい日窓の光に起こされる今日という舟さあ飛び乗って