2020-10-27 かんらん車 短歌 かんらん車こころを雲が吸いよせてゆっくり日々へ降りる支度す 秋薔薇の慎ましやかに仕立てられ棘も香りも憚らず咲け ハロウィーン小さき魔女の群れ集い憂鬱な煤を箒でさっさ 粉ふるいバターを溶かす娘の手頼もしくあれ柔らかであれ 君の名を呼ぼうとすれどそういえば何も知らないブログ以外は 紅茶の目カップの中に浮かびたりふと見た怪は誰にも云はず これといふ予定もないが大好きな十一月を心待ちにす 皆様の秋の日々が愉しくありますように。 どうぞご自愛くださいませ。